小1の壁を乗り越えるために!事前に知っておきたい「日常の変化」と「ポイント」

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小1の壁を乗り越えるために!事前に知っておきたい「日常の変化」と「ポイント」

小1の壁とは?

小1の壁とは?
「小学1年生の壁」略して小1の壁。
皆さんも新聞やニュースなどで
耳にされたことがあるのではないでしょうか。

4月、入学シーズン。
子供の成長はママとパパにとって何よりも喜ばしいことですが
その一方で保育園、幼稚園と異なる時間帯や環境変化により、
家庭内に新たな問題が浮上します。

「小1の壁」とは、子供が小学生に上がるタイミングで、
仕事と子育てを両立するハードルが保育園・幼稚園時代より
幾分か高くなることを意味するのです。

代表的な例としては、朝のスタート時間が1時間ほど早まります。
保育園・幼稚園の通園時間は一般的に9時台ですが
小学校は8時台の通学となります。

また、幼稚園・保育園は早朝保育や延長保育が可能ですが、
小学生の利用する学童保育では小学校が終わる放課後から
18時頃までが一般的で延長はできません。

小学生になったとはいえ留守番はまだ難しい年齢ですし、
宿題や翌日の準備など、子供が安心して学校生活に馴染めるよう
ママやパパが一緒に確認する作業も増えてきます。

このように環境が変わることで、子育ての悩みも
保育園・幼稚園時代とは異なる、新たなフィールドに突入します。
一家の生活リズムを「子供の学校生活」に合わせられるよう、
ママとパパの時間の使い方・働き方自体を見直す家庭もあります。


正社員を続けるか、パートや在宅勤務に切り替えるか?
退職するか、時間が柔軟な環境の職場へ転職するか…?
仕事は家族が生活していくにあたり根幹となる部分ですから、
非常に悩ましい問題です。


大人と子供、それぞれの「小1の壁」問題。
問題点を具体的に上げていきますので理解しつつ、
最善策は何か事前に対策を練り、
家族で乗り越えていきましょう!

1.小1の壁…「子供が感じる3つの変化」

1.小1の壁…「子供が感じる3つの変化」
1.新しい生活リズム

4月。入学式を迎え、いよいよ新しい生活がスタートします。

お昼寝はなくなり早寝早起きはもちろん、
今まで以上に規則正しい生活が基本となります。

学校では時間割通りの授業があり、
校内で決められたルールも多数あるので、
まずは学校内の規則や生活習慣を
身につけなくてはなりません。

保育園・幼稚園は親の送迎や先生方が同乗した幼稚園バスなど、
親子ともに安心感もありましたが、
小学生は登校班で学校へ行くなど、
子供たち同士の協力で通学となります。

勿論、旗振りの方たちなど、
地域の見守ってくださる大人たちの協力もありますが
体よりも大きいランドセルを自分で背負い
学校までの距離を自らの力で歩くことは
自立の第一歩ではありますが、
慣れるまで泣きながら登校する子供もおり、個人差があります。

親だけではなく子供たちも新しい生活リズムに慣れるため
4月は特に親子で根気を必要とする月になるでしょう。

2.新しい人間関係の始まり

小学校に入学すると、新しい先生・新しい友達・上級生に
出会います。大人でも初めての環境は緊張しますから、
子供なら尚更です。

先生は優しいかな?仲の良いお友達はできるかな?
上級生はどんなお姉さん・お兄さんかな?
初めての人間関係の構築で小さい体に
ちょっとしたストレスを感じることもあるでしょう。

幼稚園・保育園であれば、日々の活動の様子を
事細かに連絡帳で教えてもらえましたが、
小学校での活動連絡はありません。
子供が学校でどのような生活を送っているのか
親も把握しにくくなります。

「今日学校で何をしたの?学校は楽しい?」など
帰宅してすぐに無理に聞き出すのではなく、
お風呂タイムや就寝前のリラックスタイムに
学校での出来事を優しく聞いてあげましょう。

3.勉強を主軸とした新しい活動がスタート

子供たちにとって、保育園の先生は日常生活の学びも合わせて
「一緒に遊んでくれる大人」でしたが、
小学校の先生は「主に勉強を教えてくれる大人」になります。

45分の授業はおとなしく座り、集中して勉強を行いますので、
数か月前まで園庭で遊びまわる年長さんだった子供であれば
苦痛に感じることもあるかもしれません。
そして家庭内でも宿題など勉強面で定着させる問題も出てきます。

また、学校では自分の事は自分で行えるよう「自立」を目的とした、様々な活動があります。
給食当番、教室掃除、クラスでの役割や学校行事…。
こうして集団生活における新しい活動がスタートします。



3. 小1の壁問題…「親が感じる3つの変化」

3. 小1の壁問題…「親が感じる3つの変化」
1.スケジュール管理

学校行事の中には授業参観や運動会といったイベントがたくさんあります。授業参観は平日に行われますが、運動会などのイベントは土日が多く振替休日も発生し代休の対応が必要となるかもしれません。

さらに保護者を悩ませるのがPTA活動。
地区や学年からの役員選出があり、役員になると
会議にも参加しなければなりません。
例として運動会であれば、事前準備や打ち合わせ、終了後の片付けなど…。役員や係になった際には日々の家事や育児、学校準備と合わせてこういった学校行事のスケジュール管理を並行して行う必要があります。

そして、保育園と小学校の最大の違いは
春休み・夏休み・冬休み…と長期のお休みがある点です。

近くに祖父母や親戚がいて、子供を預けられる環境がある場合は
心強いですが、大半の家庭は学童保育を利用します。
その際は毎日、お弁当や水筒の準備など、
学童に通わせるための新たなルーティンが発生します。

2.子供のフォロー

小学校では日々、様々なプリントが渡されます。
特に入学後しばらくは健康診断や家庭調査など
親が記入するプリントが多く、細かな対応に追われるうえに
宿題をチェックする確認作業もあります。

これは個人差もありますが、
ランドセルのファイルにプリントが
ぐちゃぐちゃに入っていることをよく耳にします。
帰ってきたらランドセルはここに置いて、
今日もらってきたプリントはテーブルに置く…など。
生活習慣の一環としてとして、
親子で決めた場所に「置く」「片付ける」といった
整理整頓のルールを早めに作ることをお勧めします。
これらの生活習慣が後に子供の成長に深く結びつきます。

そして、子供が自立の一歩として自分で明日の準備をした後に
親が最終チェックをして忘れ物などの漏れを
未然に防いであげましょう。
子供たちが学校生活に慣れるまで、日々の小さな
サポートが重要なのです。


3.時間帯の変化

保育園・幼稚園の通園時間に比べ、
小学校の登校時間は1時間ほど早まります。
朝の1時間の差は非常に大きく、
子供を見送ってからでは出勤時間に間に合わない…
といった問題も発生します。
また、企業によっては子供が小学生になるタイミングで
時短勤務を解消する所もあり、フルタイム勤務に戻ると
今度は子供が小学校生活に慣れるまでの期間、実施する
下校時のお迎えに間に合わない…といった
問題が起こったりします。
社内の雰囲気を壊さないよう気を使い、僅かな時間調整に悩む。
このような理由から転職を考えるワーキングママも多いのです。

子供に寄り添った生活軸を築く!

子供に寄り添った生活軸を築く!
先日、厚生労働省で3歳までの子供がいる家庭は
テレワークで勤務できる仕組みを企業努力として
検討されるようになりました。

仕事と子育ての両立できる支援が広がることは嬉しい事です。
しかしながら「小1の壁」の苦労や大変さは、まだまだ
現代社会において企業側に知られていない部分が多々あります。

これまでお話してきたように現状では小学校、低学年は
親のサポートが保育園、幼稚園同様に必要になるため、
多くのワーキングママ達はこれまでのキャリアを続けるか
諦めるかという選択で悩むのです。そこで通勤時間を必要としない
テレワーク(在宅勤務)の可能な会社や、
子育て世代に対して柔軟な労働環境が整っている会社へ
転職を考える人も多く見受けられます。

在宅ワークのお仕事や、子育て世代にとって嬉しい
柔軟なシフトで働ける職場環境が掲載されている
求職サイト「Qunto:work」で
「我が家らしいワークライフバランス」を
見つけることも子供の生活に寄り添った働き方の一つです。

実際に小学校低学年までの関わり方が子供の勉強やスポーツ、
物事に対するやる気を伸ばすかも左右します。
勉強のサポート、習い事や様々な活動を親子で
体験していきましょう。

小学校の6年間は子供が目覚ましく成長する時期です。
忙しいながらも楽しく、親子で充実した
小学生ライフを過ごしましょう。

予備知識や情報収集はのちに助けとなるかもしれません。
これからご入学を控えているママさんパパさんは
今回のコラムを参考に事前準備をされてはいかがでしょうか。
皆様が小1の壁を突破できますように!